毎年恒例、ORFEOのバイロイト・シリーズ
今年はベームの『マイスタージンガー』
しかもステレオ!
ついに幻の上演が登場!この公演は『マイスタージンガー』生誕100年を記念したもので、ベームが指揮に当たり、大変な話題となったものでした。ところが、ドレスリハーサルの後になってザックス役のワルター・ベリーが降板、急遽ダブルで予定されていたテオ・アダムが全日ザックスを歌い、大喝采を受けました。あくまで噂ですが、この時の『マイスタージンガー』は某社が録音を予定していたものの、この主役の交代によって不可能になってしまい、ベームは『マイスタージンガー』全曲の録音を残さず終いになってしまったそうです。ベームらしい硬質の響きのワーグナーは『マイスタージンガー』でも素晴らしいものです。モーツァルトやバッハの名テノールとして知られるワルデマール・クメントが意外に素晴らしいワルター。世代交代時期のようで、エファにはギネス・ジョーンズ、夜警にはクルト・モルといった、後のバイロイトの大歌手が登場しています。ちなみにツォルン役にギュンター・トレプトウが出演しています。音質の劣悪な海賊盤は出ていましたが、これは見事なステレオ。祝祭劇場の響きを自然に捉えた音は、雑音を嫌ってマイクを近づけすげた音より好ましいでしょう。
・ヴァーグナー:歌劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』全曲
テオ・アダム(ザックス)
ワルデマール・クメント(ワルター)
ギネス・ジョーンズ(エファ)
トーマス・ヘムズリー(ベックメッサー)
カール・リッダーブッシュ(Bs ポーグナー)
ゲルト・ニーンシュテット(Bs コートナー)
セバスチァン・ファイエルジンガー(フォーゲルゲザング)
ディーター・ズレンベック(ナハティガル)
ギュンター・トレプトウ(ツォルン)
エーリッヒ・クラウス(アイスリンガー)
ウィリアム・ジョーンズ(モーザー)
ハインツ・フェルトホフ(オルテル)
フリッツ・リンケ(シュワルツ)
ハンス・フランツェン(フォルツ)
ジャニス・マーティン(マグダレーネ)
ヘルミン・エッサー(ダーヴィット)
クルト・モル(夜警)
バイロイト祝祭合唱団
ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
カール・ベーム
録音時期:1968年7月25日(ステレオ)
録音場所:バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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